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西田和彦重賞展望

10月3・4日分
<スプリンターズS> 今週はスプリンターズS。ここから秋のG1戦線が始まる。過去9年、指数上位馬の傾向をみると、前走指数のもっとも高いA、B馬のどちらかが毎年連対しており、圧倒的に強い傾向にある。全体としても指数の上位馬の活躍が目立つが、1番人気馬も強く、9年のうち7年で連対。その1番人気が連対できなかった年も、代わって2、3番人気馬が連対しており、全体としては比較的堅く収まる傾向のレースだ。ただ、3年前、1番人気のテイクオーバーターゲットが勝ったが、2、3着に人気薄が食い込み、3連単で263万超の高配当も出ている。全く荒れないというわけではない。 1着 2着 3着 00年 - AXb AZa 01年 Yb AZd BXa 02年 A B Xa(新潟) 03年 - A a d 04年 A BXa 外 05年 B b AYa - 06年 B b - - 07年 - A C 08年 A a CXc B 今年はアルティマトゥーレ、ビービーガルダンの前走指数が高く、次いでカノヤザクラ、マルカフェニックスが上位だ。ローレルゲレイロ、キンシャサノキセキは過去に高い指数があり、サンダルフォン、ソルジャーズソング、トレノジュビリーは平均指数でピックアップされる馬たちだ。 過去の傾向から、前走指数上位2頭が有力という点からアルティマトゥーレ、ビービーガルダンに注目が集まる。アルティマトゥーレは前走、阪神のセントウルSで、直線3番手からあっさりと抜け出して、危なげないレースで圧勝。これで芝1200戦は(4100)とスプリンターとしての適性の高さを示した。ビービーガルダンも札幌のキーンランドSを3番手から抜け出して圧勝。スプリンターズSは先行馬の活躍が目立つレースだけに、アルティマトゥーレ、ビービーガルダンともに展開も向きそうだ。最後の直線の叩き合いになったら、負担重量で楽な牝馬アルティマトゥーレのほうが有利かもしれない。 他ではオーストラリア馬シーニックブラスト。芝1200は(5412)と距離適性もさることながら、G1戦で(3112)と実績では最上位にある。比較的時計のかかるオーストラリアやイギリスでの実績で、軽いスピードが求められる野芝の中山が合うかどうか、さらに追い込み一手の脚質も、多少疑問が残るが、あっさりと勝ってしまう可能性もある。 同じように直線の瞬発力の鋭いプレミアムボックス、トレノジュビリー。先行力で前残りのありそうなカノヤザクラ、キンシャサノキセキ、アーバニティ、ローレルゲレイロなども気になる。 <シリウスS> 阪神のシリウスSは阪神のダート2000メートルのハンデ戦。過去2年の結果しかないが、ハンデ戦らしくというか、指数上位馬は2着止まり。 指数上はワンダースピードが抜けて高い。重賞で(3313)の成績は断然だし、休み明けでも58.5キロのハンデは当然だろう。過去に57キロ以上で(3201)と重い斤量もこなしており、心配は無用かもしれないが、他馬の最高ハンデが56キロのなかでは、1頭だけハンデが厳しいのは苦しいのではないか。次いでワンダーアキュート、クリールパッション、ナムラハンター、クリーン、トシナギサなどが指数上位だが、なかでは3歳馬ワンダーアキュートのハンデが恵量だろう。スローペースになりそうで、最後の直線の叩き合いなら54キロは有利に働くのではないか。他ではクリーン、シルククルセイダー、クリールパッション、ナムラハンター、トシナギサなどの上がりも良く、要注意だ。 1着 2着 3着 07年 - B DXc 08年 - Xa -


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